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触覚センサ、plyon®を近接センサとして使ってみた
本記事では、Plyonという近接センサについて紹介していきます。
このセンサは前回の記事で触覚センサとして紹介したことがあるのですが、近接センサとしても使用することができます。
今回はそもそも近接センサの仕組みや種類について説明しながら、Plyonの近接センサを実際に使ってみて、どのように使えるか検証・考察していきたいと思います。
近接センサは、非接触の状態で物体が近くにあるかどうかを検出できるセンサです。
直接対象物に触れないためキズなどをつける心配がなく、センサ本体側も接触部がないため寿命が長いものも多いです。検出の方式によって検出できる物体が金属や樹脂などで異なりますが、だいたい数mm〜数十mmの距離の範囲での検出を行います。
近接センサの種類としては主に以下のような種類のセンサが存在します。
近接センサは主に工場の自動化や自動車、スマートフォンなどに使用されています。検出の方式によって検出できる物体が異なるという特性を活かし、特定の物体が近づいたときのみ検出するといった使用も可能になります。
今回紹介するPlyonのセンサは触覚センサと近接センサ、両方の使い方ができるという特徴を持っています。
触覚センサとしては、電気抵抗を用いた検出方式と静電容量を用いた検出方式の2つを合わせており、より精度の高い検出が可能になっています。
近接センサとしてはこの触覚センサとして使われている静電容量の仕組みを用いており、様々な物体の検出が可能です。
Plyonのセンサにはいくつかの種類がありますが、前回記事でも紹介しているため、早速次章から実際にセンサを使って出力などを見てみたいと思います。
それでは実際に近接センサを使ってみます。
近接センサの出力は近接のON/OFFと接触状態の3つの状態を検出することができます。
センサ本体とボードの接続は触覚センサのときと同様に行いますが、以下のようにセンサ本体のボードへの差し込み口が触覚センサのときと異なるので注意してください。
触覚センサのときと同様にボード上に検出を可視化するLEDが設置されており、PROXIMITYのボリュームのつまみを調整して、センシングを行うことができます。
実際にセンサに指を近づけていくと、1~2cmくらいのところでLEDが白く点灯し、そのまま近づけて接触すると赤く点灯するのを確認できました。
次に、静電容量型の近接センサでどれくらい様々な物体の検出ができるのかを試してみます。まずは金属です。
問題なく検出できています。
次に、透明な物体だとどうなるかということで、グラスを用意してみました。
透明であっても問題なく検出できるようです。
では、最後に細い物体に対してはどうか見てみます。
こちらも問題ないようです。
金属や透明な物体、細い物体でも問題なく検出できることが分かりました。
触覚センサとしても使用できるPylonという近接センサの特徴について説明し、いろいろな物体を用いて、実際に検出できるかを試してみました
今回試したように、静電容量式の近接センサは様々な物体を検出可能であることが分かりました。
この記事を読んで、このセンサ面白いなと感じていただけた方はぜひ下記リンクよりお問い合わせ下さい。
https://nanoxeed.co.jp/product/plyon/
最後までお読み頂きありがとうございました。
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