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SolPhotonics社のグレーティングデザインソフトウエア(GDS)はFBG開発に用いられるユーザーフレンドリーなシミュレーションソフトウエアです。
FBG製造に必要な項目を入力するだけでシミュレーションが可能です。
GDSは実際の位相マスク法のグレーティング製造方法と結びついたシミュレーションが可能です。
GDSのシミュレーションにおける各パラメーターは現実の位相マスクのピッチとチャオプレートに基づいて定義されます。さらにファイバーの有効屈折率はファイバー製造元のパラメーターGDSをに入力することにより自動的に計算されます。
GDSシミュレーションの値は実際のアプリケーションにてテストされ、多くのFBGのデザインがGDSにて設計、製造されています。
GDSはプリセットパラメーターを使用しシミュレーションを簡単に開始できます。
GUIは群遅延を含んだuniform FBGのシミュレーションを表示します。
ファイバーパラメーターのためのソルバGUIは希望の光源波長での最も効率的な屈折率を算出するために使用されます。
加えて使用波長に対応した位相マスクピッチが正規化周波数やモードフィールド径などのファイバーパラメーターから算出されます。
もしくは与えられた特定のピッチを持つの位相マスクのブラッグ回折波長を決定することも可能です。
ソルバは最終的にファイバーインプットパラメーター(NAおよびコア径) および入力された位相マスクピッチとともにブラグ波長を決定するために使用します。
GDSはUSBドングルで納品されます。
ソフトウエアを使用するためには対象のPCにUSBドングルが挿入されている必要があります。利用可能なライセンスバージョンと価格についてはナノシードまでお問い合わせください。

GDSは、バグ修正からユーザーからのリクエストに基づく新機能を含め、継続的なアプデートが実施されます。いかなるアップデートもユーザーには通知されます。重要な新機能を含むアップデートは、既存ユーザーには割引価格でご提供いたします。

Sol PhotonicsはGDSユーザーでのFBG製造設備の構築をサポートいたします。
NORIA FBG製造ソリューションを使用しユーザー側でシミュレーションしたFBGデザインを検証します。
一つもしくは複数のデザインが検証された後に、FBGファイバーの前および後加工に必要な設備を含めお客様の生産現場へのNORIAの導入をサポートいたします。
NORIAはFBGを製造するための専用ツールです。DUVレーザー(コヒレントエキシマXS、500Hz-ArF)および位相マスク(Ibsen Photonics)を搭載し感光性光ファイバーのコアに周期的なパターンを転写します。

システム内部に複数の異なる周期パターンのフォトマスクをリボルバーホルダーに内蔵し切り替えることが可能です。この柔軟性によりユーザーはGDSのシミュレーションによって定義されたデザインレシピを用いて実際のFBGの製造にスムーズに移ることができます。
また、正確なポジションステージが備え付けられておりアレイ内の複数のFBGを正確な位置をコントロールし書き込むことができます。
以下はGDSとNORIAを用いたFBGの製作例です。
水素を充填すると、ファイバーの光感度が大幅に向上します。例として、センシング用途向けに設計されたFBGを標準的なSMF-28通信用ファイバーに書き込んだ場合の、水素を充填した場合と充填しない場合の結果を以下に示します。
グレーティングデザイン
使用する位相マスク
以下のグラフは、SMF-28光ファイバの光感度の違いを示しています。水素を充填したファイバーは充填していないファイバーと比較して光感度が100倍向上しています。

NORIAを用いて合計5つの格子を連続的に描画します。以下に示すグレーティングのスペクトルは、GDSで設定されたグレーティングデザインをNORIAを用いて描画した際の再現性を示しています。

ITUグリッドの監視帯域を中心とするグレーティングは、診断用途に使用できます。Sol Photonics社はGDSを用いてグレーティング設計を行いました。グレーティングの製造は、NORIAとIbsen社の位相マスクを用いて行われました。
グレーティングデザイン

Sol Photonics GDSソフトウェアは、必要な位相マスク(ピッチとチャープレート)を示します。位相マスクを購入後、設計した回折格子を製造します。製造後の結果は以下の通りです。(左:反射スペクトル、右:透過スペクトル)

高出力ファイバーレーザーでは、共振器ミラーとしてファイバーブラッググレーティング(FBG)が用いられます。レーザー共振器を構成するために、2種類のグレーティング設計が用いられます。1つは反射率が97%を超え、帯域幅が数nm(例:3~5nm)のHRグレーティング、もう1つはフィードバック用として用いられるOCグレーティング(反射率が4~20%、帯域幅が0.5~1nm)です。ファイバーレーザー共振器に使用されるファイバーの種類は、通常、NAが小さく(0.06~0.08)、コア径が大きい(例:20µm)ラージモードエリア(LMA)ファイバーです。
GDSを用いて、以下の設計を作成しました(左:HRグレーティング、右:OCグレーティング)。

GDSを用いて、以下の設計を作成しました(左:HRグレーティング、右:OCグレーティング)。

位相マスクは、GDシミュレーションとNORIAで作成された格子に基づいて発注されます。HRとOCの両方の結果が下の図に示されています。

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