【受付時間】 10:00〜18:00(土日祝日を除く)
【受付時間】 10:00〜18:00
(土日祝日を除く)

本記事では、Elastisense社の静電容量式伸縮センサ「SSシリーズ」について、実際に使ってみながら紹介していきます。
はじめに伸縮センサの種類と基本的な仕組みについて説明し、SSシリーズの特徴を詳しく取り上げます。その上で、実際の使用結果をもとに、どのような用途に適しているかを検証・考察していきたいと思います。
伸縮センサは、物体のひずみ(引張・圧縮などによる変形)を検出するセンサです。機械部品や構造物、さらには人体や衣服など、物体の変形をセンシングすることにより、リアルタイムな動作解析や安全監視、性能評価が可能になります。
センサの設置方法や測定範囲によって、微小な歪みから大きな伸縮まで幅広く対応できるのが特徴です。
伸縮センサでは、以下のような変形・状態を計測します。
伸縮センサには、上記の変形を検知するために様々な測定原理が存在します。代表的な測定原理は以下の通りです。
今回紹介するElastiSense社のSSシリーズは、静電容量式を採用した柔軟かつ高精度な伸縮センサです。
SSシリーズの特長は、柔軟素材の中に静電容量方式のセンサ構造を組み込むことで、高い感度と安定性を両立している点にあります。
他の伸縮センサとは異なり、広い温度範囲で予測可能な挙動を示し、長時間の使用でも大きなドリフトに悩まされることはありません。
これらの特徴を活かして、医療やスポーツにおける人体の動作計測や、ロボット制御に使用されています。
このデバイスには2 つのタイプがあります。ひとつは電子回路を内蔵し、静電容量を直接電圧信号に変換するものです。もうひとつは裸のコンデンサで、当社のWE シリーズの電子回路で測定することができます。

それでは実際に伸縮センサを使ってみます。
伸縮センサは変形を感知する伸縮部と、測定対象物への固定に用いる非伸縮部に分かれており、初期状態からの伸縮部の伸びを測定します。

センサと定規を直線状に並べ、実際の伸びと測定値を比較してみました。


10mmずつ伸ばして測定したところ、高い精度と応答速度でセンサ伸びの測定ができることが確認できました。
仕様通り、最大伸び80mm(80%)という高いひずみを計測することができます。
静電容量式の伸縮センサ「SSシリーズ」の特徴について説明し、実際に変形させてみて正確に伸びを測定できるかを試してみました。
今回試したように、SSシリーズは高い精度と応答速度で大変形の測定ができることが分かりました。
薄型軽量で柔軟なセンサの特徴を活かして、人体やロボットの大きな動きを測定するのに適しています。
この記事を読んで、このセンサ面白いなと感じていただけた方はぜひ下記リンクよりお問い合わせください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
製品に関するご相談、デモ機器、お見積・納期などに関して お気軽に問い合わせ下さい
※は入力必須項目となります。