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ベクターモード

QTFM ベクトルモードの運用

QTFM Gen-2でベクトル場測定を出力するには、アドオンの3軸コイルアタッチメントが必要です。コイルアタッチメントをセンサーヘッドの上をスライドさせ、フレキシブル・リボンケーブルで電子機器コントローラに接続します。
QTFMは本来、全磁場磁力計であるため、B0しか測定できません。しかし、QTFM G2にコイルを装着することで、あらかじめ決められたBx、By、Bzのオフセット磁場を順次印加できます。バイアスコイルをON/OFFしたときのB0の変化を測定し、バックグラウンド磁場のベクトル成分を数学的に算出します。
QTFM Gen-2はパルスモードで動作し、1 msごとに繰り返されるサイクルの中で1回の磁場測定が行われます。スカラーモードでは、各サイクルで全磁場(B0=√(Bx2+By2+Bz2))の測定が行われます。ベクトル・スカラーハイブリッドモードでは、下図のように全磁場とベクトル成分の測定が交互サイクルで行われます。

QTFM G2 3軸ベクトル用コイルアタッチメント

サイクル1、3、5、…では、センサーはB0を測定します。サイクル2と4では、Bxコイルが作動し、そこからBx磁場成分の1つの測定値が得られます。同様に、By成分はサイクル6と8から、Bz成分はサイクル10と12から導かれます。ハイブリッド・スカラーベクトルモードでは、B0の最大データレートは2 ms/サンプル、Bx、By、Bzは12 ms/サンプルです。

利点

  • フラックスゲートと比較して、QTFMベクトル出力は非常に安定しており、顕著な長期ドリフトや温度係数はありません。
  • 高感度
  • B0, Bx, By, Bzが単一のデバイスで同じ検知領域から測定できます。

制限

  • 10μT~200μTの地磁気での動作用に設計されています。
  • センサーヘッドがデッドゾーンに近づくと感度が落ちます。

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