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昨今のトレンドワードであるIoTとよく似た言葉に、IIoTがあります。IIoTはIoTの一種ではあるものの、特徴や用途が大きく異なる技術です。IIoTの活用がこれからのビジネスの成否を分けるほど重要な要素であることは間違いなく、IoTと同じく注目が集まっています。
本記事では、IIoTがどのような技術かを解説した上で、IoTとの違いやIIoTの用途について解説いたします。

本ページの構成

IIoTとは?

IIoTは「Industrial Internet of Things」の略称で、産業分野向けのIoTのことです。ここで言う産業分野には、製造業や建設、物流、エネルギー、農林水産業などのさまざまな業界が含まれていますが、特に製造業向けのIoTがIIoTと呼ばれる傾向にあります。
IIoTでは、産業機器や生産設備、センサー、システム、人といったさまざまなモノがインターネットを通じてつながり、それらのモノから得られたデータはビッグデータとして蓄積されます。そのビッグデータを分析して得た情報を基にして、機器や設備を効率よく制御したり、システムでの各種管理を最適化したりすることを目指します。

IoTとは?

IoTは「Internet of Things」の略称であり、産業分野向けであるかにかかわらず、あらゆるモノがインターネットを通じてつながることを指します。IIoTと区別するために、一般的なIoTのことをコンシューマIoTと呼ぶこともあります。
コンシューマIoTの例としては、スマートフォンやウェアラブルデバイス、家電製品、自動車、住宅設備などが挙げられます。IoTはすでに私たちの生活に浸透しており、あらゆるモノがインターネットにつながったことによって便利なサービスが生まれてきました。たとえば、スマートフォンで照明をコントロールする、帰宅時間に合わせて家のエアコンをつける、ウェアラブルデバイスで健康状態を監視する、といったように、IoTは私たちの豊かな暮らしを支えています。

IIoTとIoTの違い

IIoTはIoTの一種であり、モノがインターネットを通じてつながるという点では同じです。しかし、産業分野で活用されるIIoTには、一般的なIoTとは異なる特性が求められる傾向にあります。ここでは、IIoTの特徴として3つのことをご紹介します。

  • 常時稼働が原則であること
  • 高いセキュリティ機能を備えていること
  • 通信サービスの品質が保たれること

産業分野でIIoTを活用する場合は、これらの要件を満たした機器の選定が重要です。それぞれみていきましょう。

常時稼働が原則であること

IIoTは製造や物流の現場などで利用されるため、常時稼働が原則となります。場合によっては24時間365日稼働し続けることもありますが、そのような過酷な状況下でも不具合なく稼働できるだけの安定性を保たなければなりません。もし何らかの理由で機器が停止すると業務全体が停止して甚大な被害を受ける恐れがあるので、IIoTとIoTは分けて考えるべきだといえます。

高いセキュリティ機能を備えていること

最近では、一般的なIoTにおいても情報セキュリティの重要性が高まってきました。しかし、企業の機密情報や多数の顧客情報を取り扱う産業分野向けのIIoTでは、より高度なセキュリティ機能が求められます。たとえば、情報漏えいを防ぐために厳格なアクセス制限を付けたり、膨大な数の機器の状態を監視する機能を備えたりする必要があるでしょう。

通信の品質が保たれること

製造や物流の現場などで稼働する産業機器や設備を安定して制御するためには、高速で途切れることのない通信が求められます。また、IIoTでは膨大な数の機器が同時に通信を行うことになりますが、それによって通信速度が低下するのは問題です。これらの点では、これから本格的な普及が見込まれる5Gによる高速・大容量な通信に期待が集まっています。また、不意の通信トラブルや災害時に備えて予備の通信システムを用意するといった対策もIIoTでは考慮しておかなくてはならず、一般的なIoTに比べると導入難易度がはるかに高いといえます。

IIoTでできること

IIoTの活用によって、各業界はさまざまなメリットを得ることができます。ここでは、IIoTの活用が特に進んでいる製造業におけるメリットを中心にご紹介します。

スマートファクトリーの実現

スマートファクトリーとは、デジタルデータの活用によって生産プロセスの改革や生産性・品質を向上させる工場のことです。国内外の製造業が実現を目指しているスマートファクトリーでは、IIoTの活用が欠かせません。
たとえば、センサーが取得した設備の稼働状況のデータを分析すれば、非効率な作業や不具合の原因を突き止めて改善できます。また、設備の異常な動作を検知して故障する前にメンテナンスを行えば、設備トラブルによる生産停止や不良の発生を未然に防ぐこともできます。

サプライチェーンの最適化

サプライチェーンとは、原材料の調達・生産・物流・販売といったものづくりの一連のプロセスのことを指します。プロセスが多いこと、社内外の多くの人が関わること、扱う情報が膨大かつ変化が激しいこと、といったさまざまな課題があり、サプライチェーンの管理は製造業にとっての大きな課題でした。

しかし、IIoTを活用して各プロセスの情報を収集・分析することで、全体最適を意識した施策が打ち出しやすくなります。たとえば、在庫量を考慮した生産計画の立案や原材料の自動発注など、従来は実現できなかったサプライチェーンの最適化を行えるようになるでしょう。

新しい製品やサービスの創出

製造業にとってのIIoTのメリットは、ものづくりの効率化だけに留まりません。製造現場で蓄積したノウハウや、製品のセンサーから得た顧客ニーズを製品開発に生かせば、従来にはない価値を持った新製品を作り出せる可能性があります。また、自社製品にIIoTの機能を付けて販売することで、顧客の使用状況を基に最適なタイミングでメンテナンスを行うといった新たなサービスも生み出されています。
このように、新しい製品やサービスを創出できる可能性があることも、IIoTの大きなメリットといえるでしょう。

まとめ

今回は、IIoTの概要やIoTとの違い、IIoTの用途についてご紹介しました。産業分野向けであるIIoTにはコンシューマ向けのIoTとは異なる特性が求められるため、別物として考えておくのがよいでしょう。

今後の産業界にとって、IIoTの活用がますます重要になることは間違いありません。センサーや通信技術の向上にともなって、IIoTで実現できることは日々増えています。これからの時代のカギとなるIIoTを積極的に活用してみてください。

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